作業者の足を守る!「安全靴」とは?
みなさんは安全靴はご存知ですか?
工事作業者には一般的な安全靴!
今日は安全靴に関するご紹介です。
▷安全靴とは
安全靴(あんぜんぐつ)とは、主に工事現場や重い機械・部品を扱う工場内や、鉱業、建設業などの足への危険を伴う作業場で使用される着用者の足を保護することを目的とした靴です。
狭義にはJIS規格に合致したものを、やや広義にはJIS規格と同等の安全性を持つものをいうが、JIS規格より安全性の低い軽量タイプをも含むことがあります。
また、人体に帯電した静電気を靴から逃がすことを目的とした静電気帯電防止靴(静電靴)にも安全靴の性能を持つものや、厨房などで使用するため油や水に対する滑り止めが重視されたもの、転倒防止のため靴紐が省かれ様々な体位での使用し易さや歩行が多いため柔軟性が重視された医療従事者向けなどの物などがあります。
安全靴は、足先への重量物の落下や釘などの踏み抜きから作業者の足を守るため、普通の靴においては皮革または軟質合成樹脂製である先芯や中底が鋼板でできていることが特徴です。
軽量化のため硬質合成樹脂製の先芯を使った安全靴もあります。
他にも靴底が耐油性のある素材や硬質のポリウレタンやゴムでできたものもあり、革の靴底が用いられることは少なく、総じて一般的な革靴より重くなります。
▷JIS T 8101 安全靴
「主として着用者のつま先を先しんによって防護し,滑り止めを備える靴。」と定義されています。
▷プロテクティブスニーカーとJSAA規格
足を保護するための性能を有していても、材料や製法、構造がJIS規格に合致しない場合は安全靴と呼ぶことは出来ません。
しかし、海外製の先芯を装着したスニーカータイプの靴の輸入増加に伴い、消費者が安全性についての適正な判断を行うために、日本プロテクティブスニーカ協会(JPSA)により、JIS規格と同等の業界標準(JSAA規格)が設けられており、JIS規格対象外の靴でも、JPSA規格に合致する製品に推奨マークを表示しています。
プロテクティブスニーカーの規格は下記です。
作業区分による種類(記号)
普通作業用(A種):先芯の耐衝撃性能・耐圧迫性能、踵部の衝撃吸収性能について、安全靴S種と同等。
軽作業用(B種):先芯の耐衝撃性能・耐圧迫性能、踵部の衝撃吸収性能について、安全靴L種と同等。
▷ブーツタイプの安全靴
▷前ゴムシューズタイプの安全靴
▷安全靴なら万が一工事現場で釘等を踏んでしまっても、靴底が厚いので安心。また先端(つま先)には先しんといって固い素材で守られているので、万が一足に落下物があっても足が守られる作りになっている。
▷スタイリッシュなものもあります
安全靴を履きなれないうちは「重い」「硬い」「歩きにくい」と感じることも多いと思いますが、安全靴のプロテクターは意味もなく入っているわけではなく、
もみなさんの身の安全を確保するために着用が義務づけられている
大切なユニフォームの一部です。
最近ではスニーカーのような履き心地のものやクッション性を重視したものも販売されていますので、機能性を履きやすさを追求することも可能になりました。
安全第一で作業するためにも、安全靴は大切なツールとなりますので、しっかりご自身を守って安全に作業しましょう!
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