コロナ対策済みのホテルの換気システムについて
現在ホテルの空調システムもこのコロナ禍で大きく変わってまいりました。
対策が完了しているホテルについて見て行きましょう!
コロナ対策!1時間毎に新鮮空気を自動入替
ホテルサンルートソプラ神戸では安心安全にご宿泊頂くためにロビー、廊下、客室すべてを24時間換気しています。
第一種換気システム(給排気ともに機械)を導入して確実で計画的に換気しております。
さらに特定のウイルスの数を通常より最大99%減少させるために、運営する2つのホテル両館の各施設を対象に抗ウイルス・抗菌コーティング加工を実施しています。
第1種換気システムで24時間換気
第一種換気システムの仕組みのポイントは、『給気』と『排気』を機械で行うことです。
そのため、最大のメリットは確実に計画的に換気できる点です。
また、「熱交換式換気扇」を利用することで室内の室内の温度に近づけて外気を取り込めるため、夏は涼しく冬は暖かい空気環境を実現できます。
通常住宅は第三種換気です。
24時間換気システムの効果
・臭い・空気の入れ替え
・結露対策、湿気対策で家の寿命が上がる
・カビ・ダニの発生を抑制
・花粉やPM2.5などの有害物質の除去
快適な住まいには換気が重要
住宅の断熱・気密化が進んでくると同時に、シックハウスやアレルギー等の症状に陥る人が増えてきました。
そこで国土交通省は、室内の空気環境改善を目的として2003年7月から、室内の空気を入れ替える24時間換気の設置を義務化しました。
そのため2003年7月以降に建てられたすべての住宅に換気システムが設置されているはずです。高断熱化、高気密化が進めば進む程、換気が重要になり、換気を怠ると結露の可能性が高くなり、非常に危険を伴います。
第一種換気のメリット
メリット1 熱交換で冷暖房を補助
第三種換気では、外気をそのまま室内に入れるので、暑さ寒さに直接影響します。一方、第一種換気は、熱交換を行う事で、外気温の影響を受けずに空気をキレイにすることが出来ます。
■冬の場合
室内の空気を外に排出する際、室温20℃の空気と、外気温0℃の空気を交換して、18℃にしてから室内に取り込むことが出来る(交換効率90%)
■夏の場合
室内の空気を外に排出する際、室温27℃の空気と、外気温35℃の空気を交換して、28℃にしてから室内に取り込むことが出来る。
室内に入ってくる空気(給気)を見ると、夏も冬も十分に冷暖房器具になる温度なのが分かります。換気システムだけで、冷暖房費を約60%(年間¥26,700※の節約)ほどの節約ができます。
メリット2 湿度調整で除湿、加湿を補助
人間は、温度が同じでも、湿度が異なると、快適に感じたり不快に感じたりします。お客様は樹々匠の家に住むと、温度よりも湿度管理が大切だという事を実感されます。
第三種換気では、外気の湿度が室内に入り、暖房で暖められて湿度が下がります。
一方、第一種換気では、温度同様に湿度も交換し、除湿器、加湿器の役割を果たします。(交換効率67%)
メリット3 空気が常にキレイ
残念ながら現在の外気は、そんなにキレイではありません。窓を開ければ外気の汚れた空気が直接入ってきますし、ホコリも入るので掃除が大変になります。そんな時は換気システムのフィルターを利用することで快適な環境を保つことが可能となります。
いかがでしたでしょうか?
断熱・気密・換気。どれが欠けても快適さが失われてしまします。
どんな換気システムを採用しても、気密がされていなければ換気は一切有効に機能しませんし、気密は断熱性をフルに発揮する為に欠かせない存在です。断熱性が高くなければ換気をする意味が無くなって染まします。
このように、断熱⇔気密⇔換気の3者は切っても切れない関係になっています。
どれかひとつが欠けてもダメですし、どれかだけが優れていてもダメです。すべてのバランスが大切となるのです。
本年もお世話になりました。
来年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
株式会社久龍
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