悪い円安いつまで続くのか。。

先日外国為替市場では、およそ6年ぶりに1ドル120円台となり、円安ドル高が一段と進みました。


円安になると、日本からの輸出は有利になりますが、輸入する際にはコストが増えることになります。


ロシアのウクライナ侵攻をきっかけに、原油や小麦などさまざまなものが値上がりしています。


以前給湯器の部品が無いため、給湯器修理が滞っているという記事をご案内させて頂きましたが、工事業界も例外ではありません。


先日、日本鉄鋼連盟の橋本英二会長(日本製鉄社長)は29日の定例会見で、急速な円安による日本鉄鋼業への影響について「完全な入超。(鉄鋼メーカーの)収益力に打撃を与える」とし、鉄鋼業への影響が大きいと指摘されていました。

またアベノミクスによって円安が進行した当時とは異なる状況とした上で「円安リスクは初めて。円安を容認する政策でよいのか、議論すべき」と『悪い円安』の是正が必要との考えを示しました。


鉄鋼業界の影響は建設業界にも密接に関わってきます。


ロシア―ウクライナ情勢の長期化が懸念される中、どの程度まで円安が進むかは不透明な状況です。

橋本氏は「先が見えず、予見性が確保できないのも問題」と述べ、デフレ状況が脱却できない中で海外発のインフレが起きることへの懸念を示しています。


インフレになるとどうなるのか

モノやサービス全体の値段が、継続的に上がっていくことをインフレーションといいます。

インフレになると、これまでと同じ生活を続けていくために、これまでよりもたくさんのお金が必要になります。


例えば、これまで1,000円で買えたものが、1,200円に値上がりしたとします。同じものを買うためにたくさんのお金を払うので、円の価値は下がっているといえます。


海外から物を輸入する際も同じことが起きます。

円の価値が下がると、円と外貨を交換するときの比率である為替レートにおいても円の価値が下がるため、円安の原因になります。


良いインフレと悪いインフレ

インフレには、良いインフレと悪いインフレがあります。

良いインフレは、景気が良くて物価が上がるインフレです。

景気が良いと、モノがよく売れます。

需要が供給を上回り、モノの値段が上がりインフレになるのです。

景気が良いときは、給与も上がりやすいため、モノの値段が上がっても、それほど気になりません。


一方、悪いインフレは、例えば原材料の値上がりなどで、モノを作るための費用が高くなり、その結果、モノの値段が上がるインフレです。

日本は食品をはじめたくさんのモノを輸入しています。円安により輸入材料の値段が上がれば、その分、企業のコストは増え、利益は減ります。給与は増えていないのに、企業が利益を上げるために商品の値段を上げると、生活は圧迫されてしまいます。

※現在がまさにこの状況です。


この現在の円安、インフレはいつまで続くのか不透明です。

インフレになっても経済危機が起こらないよう、しっかりと日本国内で完結出来る仕組みも出来るのが理想ですが、なかなかそうはいきません。



さまざまなことを想定し、資産運用や国内需要を高めて行くことが重要になりそうですね。



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